保育士が転職活動を行う時、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?給料が高い場所、残業時間について、人間関係の雰囲気、どれも必要な情報になります。しかし、本当に注意しなければいけないのはもっと根本的な部分にあるのです。
転職を行うのは非常に労力を使います。新しい環境や人間関係には、普段の何倍もの負担が掛かりますし、転職の費用もバカになりません。なるべくなら次の転職を最後に安定した保育士生活を送りたいと考えるでしょう。
そうした希望を実現させるために、以下の3つの注意点を守るようにしてください。
注意点1:転職する理由と目的を明確にする
転職する時は、必ずどうして転職したいのか、どんな目的で転職するのかを明確にしましょう。それも漠然としたくくりでは無く、かなり深く分析しておかないといけません。何度も自問自答して問題点を洗い出すようにしてください。
転職する理由ですが、つらいから辞める、と言う大雑把な理由なら危険です。つらいのは転職を考える動機としては十分ですが、何がつらいのかをしっかりと認識しなければいけません。給料が少なくてつらいのか、人間関係がつらいのか、それとも子供を預かる責任感がつらいのか、明確にする必要があります。
全部つらいと思っても、順位付けをするようにしましょう。何が一番つらくて、何が次につらいのか順位付けするのは転職に大きな指標を作ります。
次に転職の目的です。給料がいくら以上の場所へ行きたいのか、人間関係が良い場所へ行きたいのか、それを考えてみてください。目標をはっきりさせずに転職活動をすると、ここも良さそう、あそこも良さそうと目移りしてしまいます。その結果、転職で一番大切にしたい目的が蔑ろにされる可能性があります。自分が何を望んでいるのか考えて転職するのが重要です。
注意点2:転職サイト選びは重要
今では転職サイトが膨大な数になっています。どこも無料で登録できる上に、膨大な求人情報や各種サポートを行っているので、登録する場所に悩むかもしれません。この時に注意しないといけないのが、何に特化した転職サイトかを見極めることです。
保育士専門の転職サイトの場合、人間関係の問題解決に特化したサービスをしているのか、それともただ単に求人情報の多さだけが売りなのかを見てみましょう。中には、都内の求人に特化している転職サイトもあるので、そう言った場所で地方の求人を探すのは適切ではありません。目的に合わせて転職サイトを選ぶようにしましょう。
求人情報の雑誌やホームページで直接探すのも良いですが、転職サイトには非公開求人も記載されています。非公開求人には非常に好条件なものがあるので、積極的に探してみると転職が大成功するかもしれません。
注意点3:転職エージェントが優秀かどうかを見極める
転職サイトにはエージェント、アドバイザー、コンサルタントなどの名称で、転職を支援してくれる人が居ます。こうした人達は利用者の転職を手助けする目的で仕事をしており、非常に頼もしい存在です。しかし、必ずしも良い人ばかりでは無いと覚えておきましょう。サービスの質が悪い転職エージェントは少なからず居るのです。
例えば、あなたの悩みを理解せずに、とりあえず片っ端から求人に応募させようとするのはダメです。これは就職さえすればどこでも良いと考えているエージェントなので、今すぐ見切りを付けましょう。転職を焦らせる発言をしてくるエージェントも要注意です。
エージェントは求人を出している会社へ1人就職をさせるごとに、100万近い報酬を受け取っています。そのために転職者の都合を無視して、とにかく就職を急がせる場合があるので注意してください。
3つの注意点を守れば転職成功率は上がる
転職する理由と目的がはっきりしていれば、それに合った転職サイトに登録することが出来るでしょう。後は、転職エージェントの支援を受けつつ、信頼できる人なのかを見極めながら転職活動を進めてください。これを守れば転職の成功率は格段上がるでしょう。給料や残業時間などの待遇が良く、人間関係も落ち着いた職場に行けるように行動をしてみてください。