保護者への対応方法と信頼関係の築き方

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保育園の行事の中で何が一番憂鬱かと聞かれたら、筆者は迷わず「保護者参加の行事」と答えるでしょう。
たとえば参観日や運動会などですね。何が嫌って保護者の方たちの視線です。実は保護者の方は我が子と同様に保育者の一挙手一投足をよくみておられます。
こどもたちに対する何気ない行為が大きな波紋を呼んでしまうこともあります。それだけ保護者の目は厳しいものなのです。

こどもたちとの関係とは別に、保育士は保護者との関係がとても大切です。
保護者と良い関係がもてれば園や自分も理解してもらいやすく、保育もしやすくなります。
ですが、信頼関係なんてそんなに簡単にできるものではないですよね。

保護者にとって理想の保育士ってどんな人?

筆者の同僚でも実はこの保護者関係がこじれて保育士をやめてしまった人を何人も知っています。こじれてしまった理由はさまざまで、怪我をしてしまったことで裁判沙汰になったり、こどもが担任と合わないので担任を替えてほしいと園長に苦情があったりと、とてもつらい内容です。

保護者にとって信頼できる保育者とは、我が子を理解してくれる人です。
「この人ならこどもを任せられる」と思ってもらえたら、例え問題が起こっても大きなことにはならないはずです。そのためには保育者自身も保護者を理解する努力が必要なのです。

保護者対応で筆者がこころがけていたことは、
① とにかく自分から話かける
これは対人関係の基本ですよね。話しかけられると会話もはずみます
② こどもの具体的はエピソードを話す(ポジティブな内容)
先生は我が子をよく見ていてくれると思わせるようにすることが大事です。
③ 平等に接する
保護者には特別な接し方をしないようにします。そして、「最近○○ちゃんのお母さんと話してないな」と意識してまんべんなく話かけるようにしていました

いくら素敵な保育をしていてもそれを伝えなければ意味がありませんので、積極的に関わかなければなりません。話かけられて嫌な保護者はいませんので、ちょっとしたエピソードでも話をするようにします。具体的な様子を話してもらうと保護者も大切にしてもらっていることを実感できます。そしてどんな小さいことでもこどもたちの良い面を褒めるようにしていました。
そして、筆者はエピソードのノートを作っていました。すぐに書きとめないと忘れてしまうからです。このノートは児童表などを書く時にも役立ちました。
そのうち保護者から育児の悩みなどを相談されるようになりますが、そこまでくると信頼関係はほぼできたと言えると思います。

こどもと一緒に親も育てる

保護者の中には、本当に対応が難しいモンスターペアレントと言われる方もいます。
自分たちの常識の範囲をはるかに超えてしまうような要求をされ、とことんしんどくなってしまうこともありました。

苦情を言われたらとりあえず保護者の言い分を聞く…ということに徹しました。何を要求されているのかをじっくり探さなければなりません。
まず聞いて、即答せず、園長に相談。じっくり考えると原因が見えてくることもあります。
自分ができそうなことから解決策を提案して納得してもらう…というような流れです。

最近は子育てを気軽に相談できる人がそばにいることが少ないので、実は保護者も自分のしていることに自信がもてないことも多いのではないかと思います。その持って行き場が結局、保育園になってしまってこともあるようです。保護者の不安を取り除くために、こどもの発達状況と合わせて具体的なアドバイスをすることも大事ですね。

こどもだけではなく今の保育士には保護者支援も仕事のひとつとされています。ほんとに大変なことですが子育てを少しでも楽しいものにするために親子を育てるスキルが必要ですね。ここで頼りになるのがベテランの保育士です。ベテラン保育士の対応の仕方、言葉の言い回しなどよく観察しましょう。ほんと勉強になりますよ。

まとめ

筆者はいつも4月のクラスだよりに自分の自己紹介と一緒に必ず「子育て、一緒に頑張っていきましょう!」と書いていました。上から目線で話しても中々上手くいきません。保護者の不安な気持ちに共感して、こどもたちの成長を喜んで泣いたり笑ったりしていきたいなと思っていました。もちろいつも上手くいっていたわけではありませんが。
人間関係は勝手にできるものだと思っていましたが、良い人間関係を築くには大きな努力が必要なのだなと保育士になって気付いた私でした。

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