保育士の転職先はやっぱり保育士?

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保育士の辛さやしんどさは、世間の人が思っているより大きいです。色々悩んで「保育士を辞めよう」と考えている方も多いでしょう。実は、筆者も長年働いてきた保育園を2年前に辞めました。年齢的には、保育士として脂の乗りきった時期で、園の中心になって保育を引っ張っていかなくてはならない年齢でした。

私が保育園を辞めた理由は?

筆者が保育園を辞めた理由はたくさんあります。まずは経済的なことで家のローンが終了したことと、こどもの学費に目処が立ったことです。これは保育士とは関係ないですがかなり大きなポイントでした。同年代の人は大体同じことを言ってます。要するに今まで家族のために頑張ってきた張り詰めた糸が切れてしまうような感覚ですね。二つ目は、親の介護が目前に迫っていることです。保育士をしながら親をみることは簡単なことではないと思います。もちろん色々な制度を使って介護はできるのでしょうが、何を大切にするか考えたい。そんな時期でもありました。

三つ目は、切実に保育することから開放されたかったことです。実際、毎日の生活に疲れていましたし、仕事に関して自分の限界を感じていました。対応の難しいこどもたちに悩んで、力不足に落ち込む毎日。「私ってこどもが嫌いなのかな?」って思うことも。さらに、ベテランと呼ばれる年になると失敗がとても恥ずかしいことになります。立ち直りがすごく遅くなり、失敗することがすごく怖くなっていました。

そして、実は、学校を卒業してから保育士の仕事しかしていない自分に何か新しいことができるのではないか?という淡い期待もありました。1度しかない人生なんだから何か他のこともやってみたい。保育士という仕事は十分堪能した…そんな風に感じていて未練はなかったです。

保育士の転職先はやっぱり保育士?

今現在の筆者の生活ですがとても充実しています!転職した筆者ですが家庭と仕事のバランスの取れた生活をしています。実は、2つの仕事を掛け持ちしています。ひとつは保育士とはまったく別の職種なのですが前々からやってみたかった販売の仕事です。知り合いの方のお店で働かせてもらっています。こちらは忙しい時だけのお手伝いです。保育士というのは案外常識知らずなところが多くて、きちんとした電話対応や領収書の書き方などの作業は筆者にとっては未知の世界のことでした。一から教えてもらった感じですね。お金を扱うことにも慣れていませんので、その辺も戸惑いました。でも、ほんとに楽しいと思って働いています。保育士の時とは違った人との関わり方があることに気づきました。

そしてもうひとつの仕事は、実は保育士の仕事なのです!もう保育士はしないって心に決めたのに結局ここに戻ってしまった…って感じでしょうか?ただし、保育園ではありません。同じ保育の仕事でも病児保育といって、働くお母さんたちがこどもが病気の時、仕事が休めないときにこどもたちを安心して預けられる施設です。小児科の先生が経営されています。こちらのパート保育士をしています。週に2,3日ぐらい、こちらもお手伝いのいる時だけ勤務しています。

なぜまた保育士なのでしょう?自分でも不思議なのですが、求人広告でも保育士に目がいってしまう感じです。実際悩みました。普通の保育園なら働いていなかったかもしれません。この保育施設は、家庭的な雰囲気で病気のこどもたちが安心して過ごせるようにすることを目的としています。少人数でゆったりとこどもたちに接して無理のない遊びを提供します。この施設で働きはじめて筆者は「やっぱり私はこどもが好きだったんだ!」と再認識できました。心から嬉しかったです。あのままだったらこどもが嫌いになったイメージが続いてしまっていたでしょうからね。

保育の仕事を続けるかどうか迷ってしまったら

これから保育士を辞めて転職しようとしている方とは、筆者とは家庭状況が違うかもしれません。若くて未婚の方だと新しいことにチャレンジする気力もあって、学ぶ力もあるはずです。保育士とはまったく違った職種にもチャレンジできます。実際、世間一般で通用するマナーや常識的な面では劣るかもしれないので覚悟も必要ですが、保育士経験によって身についたものも多くあります。とくに社交性やその場の雰囲気を感じ取る能力などは絶対に役に立つと思います。

実は筆者の知り合いの多くは、ほとんどの方が保育関係に再就職しています。話を聞いてみると「結局、自分にできることはこれしかない」みたいな感じの話をしていました。中には本当に転職した方もいますが、確率的には保育の仕事、子どもに携わった仕事からは離れていない方が多いですね。

元々、子どもが好きで決めた職業ですから中々やめられないのかもしれません。それに今は保育園だけではなく、いろいろなところに保育士のニーズがあるので選択肢も広がります。筆者のような施設もあるし、美容院や大きなホールなどで一時預かりなどの保育士の仕事もあります。知り合いに、子育て事業の一環として、商業施設などで幼児サークルなどの取り組みをされている場の保育士をしている人もいます。月に何度かイベント的に遊ぶ日などを決め、託児といっしょにされているそうです。自分の負担も少なくて純粋に子どもと遊べるところが良いと言っていました。働くお母さんが増えている今は、ベビ-シッターなども今は需要がありそうですよ。

保育は今や、保育園だけではなくていろいろなところに仕事があります。少し目先の変わった保育なら自分の負担も少なくなって保育を楽しむことができるかもしれません。筆者のように年齢的なことでも限界ならば、時間数の少ないところを探して責任のあまりない職場がいいですね。転職しようと意気込んではみたものの悩んでしまっているのなら、自分に負担のない保育の仕事も選んでみても良いのかもしれません。

まとめ

転職するのかしないのか、決めるのは自分ですが、そう簡単には決められません。保育士に限界を感じてしまったら1回リセットするのも大切です。離れてみるといろいろ見えてくるものがあります。しんどい毎日の中ではわからなかったことが離れてみると理解できたりすることもあります。まったく違った仕事に就いてその仕事が楽しかったら、自分に合った居場所はここだったと思えば良いのです。

保育士は自分が幸せでないとできない職業です。自分が楽しくないとできない職業です。何が幸せかどうかは自分が決めることです。筆者は保育から少し離れてみて保育士を経験してほんと良かったと思っています。たくさんの子どもたちの成長に関われたことは人生の宝です。これだけは自分の心に刻んでおきたいと思います。

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