保育士に悩みのひとつに寝かしつけがあります。園児が寝ている間にも保育士には仕事がありますから、早く寝てくれたらいいのに思うようにいかないこともしばしばです。
なかなか寝てくれない子がいると、せっかく眠りについた園児をも起こしてしまいますので、何とかして寝かしつけたい!とやきもきすることでしょう。
そこで、多くの保育士が悩み続けきた寝かしつけについて、ようやく解決方法が見つかりました。それは多くの保育士が実践し、称賛する上手に寝かしつける方法です。
やってみると驚くことに大半の園児がすぐに眠ってしまうのです。
優しくボディータッチ
どうしても寝ない子供は優しくボディータッチをしてみましょう。効果があるのは頭や背中です。頭は頭のてっぺん部分に向けて優しくマッサージをするように触ります。
一度だけでなく、何度か繰り返していくうちに自然と眠りにつくことができるでしょう。大人でも美容室で頭皮マッサージをうけると眠くなることがありますよね。子供だって同じです。
背中トントンは保育士の間では結構ポピュラーな寝かしつけの方法です。さする程度の力よりは、もう少し強めに叩く方が効果があるようです。
保育園では寝かしつけに効果がある背中トントンに独自のネーミングをつけて、園全体で取り組んでいるところもあります。
おやすみモードへチェンジ
眠たくない子供でも周りがおやすみモードになると自然と眠くなってくるものです。お昼寝の時間になると照明を暗くし、決まったオルゴールのBGMを流すなどの習慣つけも寝かしつけの方法です。
保育園によってはメトロノームの音で眠りを誘うところもあるようです。みんながお布団に横になったら絵本を読み始めるのも良いですね。お布団にゴロンしたら絵本を読んでもらえるといった喜びにもつながります。
保育士も一緒にお布団に横になるのも良いですね。「みんな一緒に寝るんだ」といった意識になりますので、「じゃ僕も寝よう」につながると思います。添い寝をしてもらえると子供は安心するものです。
安心して眠りにつけるように雰囲気作りはとても大切なのです。
保育士の気持ちのモチベーションが大切
大人の気持ちに子供たちはとても敏感です。それはママだけでなく、一緒に過ごす時間が長い保育士の気持ちだって同じで、子供は敏感に感じ取っています。
お昼寝をしない子供に対して保育士がイライラしていると、そのイライラ感は子供は察知します。そうなると余計に寝ないといった状況になってしまうのです。
そこでどうしても寝ない子を無理に寝かしつけるのはやめてはいかがでしょうか。周りの子がお昼寝をしている時に大声を出して騒いだりするのは良くありませんが、静かにしているのであればそうっとしてあげてもいいでしょう。
パーテーションなどで仕切りを作って、静かにしていると自然と眠くなる可能性もあります。無理に寝かそうとすると返って逆効果もありますから、保育士はゆったりした気持ちで園児に接することが大切ですね。
家での寝かしつけについて聞いてみる
色々な方法を試してみてもなかなか寝ない子供は、家ではどのようにして寝かしつけをしているのかをお家の人に聞いてみるといいですね。
寝る前に必ず決まった何かをするといった習慣をもっている子供もいますし、お気に入りのぬいぐるみが無いと眠れない子供もいるでしょう。
そうした子供のルールについて、お家の人に聞いてみることが園での寝かしつけにつながります。
日々の寝かしつけに悩んでいる保育士さんは一度試してみてください。悩みがひとつ解消されるかもしれませんよ。